肉体改造、体質改善なる言葉をよく耳にします。
「太らない身体を手にいれた!」とありますが、、これは残念ですが無理があります(汗)
少し言い方を変えて「太りにくい身体」ならありです。
では、一生太りにくい身体はあるのでしょうか?
答えはNOです(泣)
でも一生太らないでいられることは可能です。
加齢すれば太りやすくなる理由、そしてその改善策をご案内!
【筋肉は速筋から落ちます】
筋肉には2種類のタイプがあります。
通常白い筋肉と言われる速筋(そっきん)は力強い作業を行う際に働きます。
日常生活ではあまり使われず、加齢と共に落ちやすいので積極的に鍛えたい筋肉です。
それに対して赤い筋肉は遅筋(ちきん)と呼ばれます。持久力に長けているので日常でも比較的使う機会が多いです。
部位によっても違いがあり、ふくらはぎなどは遅筋が豊富です。
「年をとってくると太りやすくなる、、」と誰しもが感じる悩みです。
この対策に対して有効なのは、、速筋を鍛えることです!
そして速筋は筋力トレーニング(ウエイトトレーニング)など高強度な物でしか鍛えることはできません。
ランニングなどの持久力トレーニングでは速筋を鍛えることは難しいのです。
【太りにくい身体を維持するためには】
筋肉(速筋)は負荷をかけなければ細くなります。
30歳を過ぎて日常生活のみ行っていた場合、年1%の筋肉が落ちると言われています。
これは先の話で出てきた速筋が優先的に落ちます。
これを食い止める為には筋トレ(ウエイトトレーニング)が一番なのです。
筋肉が少なくなれば代謝も下がります。
やはり、太りにくい身体は一生続くわけではありません。
ただ、継続してトレーニングを行えば太りにくい身体の維持は可能です。
70代、80代であっても素晴らしい肉体をお持ちの方もいらっしゃいます。
また、幾つになってもトレーニングを始めれば身体は変わる事も是非お伝えしたい事実です。
ここで広島トレーニングセンターの金澤会長をご紹介させてください。
一方的に存じていますが、金澤さんは79歳でありながら現役のボディービルであります。コンテストでの見事なポージングをご覧ください!
ちなみに、元アスリートが肥満体型になっていくのをよく目にします。
これは現役時代の食欲をそのまま引退後も行っている結果です。
筋肉は落ちる、でも食欲はそのままでは確実に余ったエネルギーが蓄えられていくのです。
【太りにくい食事と併用する必要があります】
どんなに食べても太らない、、は幻想です(笑)
人間は食べて余ったエネルギーを身体に蓄える動物なのです。
例えば体重60kgの方がフルマラソンを1回走ると約2500キロカロリーを消費します。
ショートケーキ1個をざっくり340Kcalで計算すると約7、4個食べれます。
毎日7個ケーキを食べても太らない、、スイーツ好きには夢のような話ですが、毎日フルマラソンを走ることは現実的ではありません。
毎日トレーニングを行っていたアスリートでさえも、現役を引退すれば体型が崩れます。
食欲はそのまま、現役時代のような食事量を摂れば見間違えてしまうくらい?の体型になってしまうのです。
この例を考えても一生太らない身体などない!と断言できます。
太りにくい身体は定期的な運動(筋トレ)と節度を持った食事が王道なのです。